アクセスダイアリーACCESS DIARY
  • 2014.12.27カテゴリー: 未分類

    業務の限界
    私が受任したが故に被後見人さんは可哀そうだったんだろうか。

    もし別の人だったら、或いは受任する人がいなくて措置で処遇された方が幸せだったんだろうか。



    役所の仕事納めである今日は、他区の役所手続きにも走り回りました。

    「後見人さんにもっとしっかりしていただかないと困るんですよね」って叱られて(?)情けない話ですが帰り道、新宿アルタ前で涙がポトリ



    専門職後見人として、社会福祉士として、身上監護のプロでありたいと願い、ぱあとなあ東京の会員として活動しています。東京全域の受任候補者募集がメーリングで流れますが、2年前は大田区の案件はあまりありませんでした。低所得者対策と首長申し立ての現状が知りたくて他区でもよしとして何件か受任しましたが、自治体の違いと支援の困難さに四苦八苦したのは事実です。



    候補者から審判が出るまでの間に病院を4箇所転々とされ容態的に手遅れだったり、蓋をあけてみたら財産ゼロで申し立て時の情報と全く違っていたり、それでも年金受給額で生活保護は申請できずに滞納金や負債の処理に翻弄して、千葉県・埼玉県・神奈川県、東京都といえども青梅・八王子等に走る走る



    決して片手間に活動するつもりはありませんでしたが、置かれている立場と業務の責任上、今の私には自ずと限界があります。しかし、本音を言えば、相談支援業務を本業としている自負もあります。



    悔しさでしょうか、無念さでしょうか、ジレンマでしょうか・・・

    自分の限界を目の当たりにした、何とも後味の悪い仕事納めでした。



    24時間365日の私たちにとって、良い年越しをしていただくためにはこれからが本番です。

    今日の最後の仕事は町会の夜警。地域での顔の見える関係にホッとするのが私の性に合ってます。



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グラン(♂)

盲導犬協会から訓練を受けて、キャリアチェンジ犬としてアクセスにやってきました。